SPP
サイエンス・パートナーシップ・プログラム
平成25年7月23日
 今日は初めて知ったことがたくさんありました。まず初めに、宝石が輝くのは屈折率が関係しているということです。私は今まで宝石が輝いているのは宝石のカットの仕方とライトの加減だと思っていました。しかし本当は屈折率が関係しているということを聞き、なるほどなと思いました。宝石自体の中で光が屈折し合うことであんなにも輝いて見えるのはすごいなと思いました。
 次に、先生が作られたアモルファスダイヤモンドについてです。アモルファスダイヤモンドは結晶と結晶でない間ということで聞いてもいまいちぴんときませんでした。しかし、ダイヤモンドの中でも一番硬いダイヤモンドということでとても驚きました。自分の手で触ってもきっとわからないだろうけどどれくらい硬いのか知りたいなと思いました。
 また、ダイヤモンドは三つの方法で作られていることも初めて聞きました。ダイヤモンドが地球の奥深くでできていることや宇宙から隕石と共にやってくるということは知っていました。しかし、地球でできたダイヤモンドと宇宙からきたダイヤモンド、同じ地球でもその土地の状況によってダイヤモンドが少し違うということは知りませんでした。どこのダイヤモンドもすべて同じだと思っていました。このことを知り、少しダイヤモンドや宇宙に興味がわきました。
 最後に、研究がしんどくてもあきらめず、粘り強くすることの大切さ、成功させるには広い視野と、人との関わりが大切というお話を聞き、これを探究活動に生かしていきたいなと思いました。また、探究だけでなく、毎日の勉強、部活など日々のことにも生かしていこうと思いました。なかなか結果は出なくても何もしないことに比べると確実に成長できていると思うので、何事も頑張っていきたいと思いました。今日は本当にありがとうございました。

平成25年7月25日
 今日は兵庫教育大学に行って見学させてもらえると聞いて、とても楽しみにしていました。電子顕微鏡など書物の中ではよく出てくるし、電子顕微鏡で拡大した物質の画像などはよく見かけるものの、顕微鏡本体となると実物どころか写真もあまり見かけなかったので、とても楽しかったです。疑問に思った点があるのですが、顕微鏡の見る位置を変える際、機械がくるくる回っていたように覚えているのですが、あれは観察物を動かしているのしょうか?それとも電磁線を出す部分が移動しているのでしょうか?
 顕微鏡は思いのほか操作が分かりやすいといいますか、クリックやつまみを回すといった操作で観測できているというとに驚きました。もっとややこしく難しい操作なのだと勝手に思い込んでいたため驚きました。また、ピントを合わせる作業が無いのにも驚きました。
 また転移の概念に驚きました。しわができる事で金属が曲がる。何故硬いのに曲がるのかは絨毯の例えでよく分かりました。しかし時効硬化があまりよく分かりませんでした。調べたのですが、加熱とそれに続く急冷によって内部が過飽和固液体となることがあり、過飽和固溶体は常温のように比較的低い温度になってから、徐々に微量の金属間化合物原子の析出が起こる。それは時間と共に増加して行き、素材の特性が変化していく。とでてきました。時効での効果は最初は硬化していき、最大値を過ぎると高度が落ちていくと出てきたのですが、なぜ落ちていくのかが気になります。また金属が硬化しているのにもかかわらず析出していく、また飽和固液体、わけが分かりません。でも、だからこそ面白いなと感じました。このあたりの解説をしていただけると非常にうれしいなと思います。
 本日はどうもありがとう御座いました。明日もよろしくお願いいたします。





平成25年7月26日
 僕が一番印象に残っていることは、勉強の仕方についてです。ゆとり教育は基礎、基本をおろそかに、詰め込み教育は断片的になってしまう。断片的というのはやはり受験に対する勉強の取り組み方であって、情報があまり脳に定着せず、すぐ又は受験が終わると忘れてしまうものであります。それでは頭が良くなったとは言えないと思います。だから勉強するときには、情報を記憶として定着させるために、工夫をしなければならないと思います。庭瀬先生は「映像化して情報をぶらさげる」といいとおっしゃられました。なにかと関連をつけて覚えることにより情報をぶらさげられた映像が、自分のものになり情報を記憶として定着させることができたと言えるようになると思います。
 研究設備の見学の続きとして、光学顕微鏡を見させていただきました。これはものを拡大すると、焦点が合わなかったり、綺麗に見える部分がすくなくってしまったりという現象が起こってしまいます。そういう欠点がありながらも今ではピントのあっている写真を組み合わせ3Dの写真をつくるまで顕微鏡の能力が高くなっていることがうかがえました。最初は動きが鈍くなったり、かさばったりするのが発明された物の基本の法則だとおもいます。それをうまく発展させている今の科学の力にはとても関心があります。
 僕たちは2年生になると探究が始まります。その一段階前のものとしてミニ探究がこれから始まります。どんなテーマにしてもまとめ方ということが大事だと言われました。説得力があったりプレゼンテーション能力が必要になったりするそうです。「要約」ということが大切であり短い文章で伝えられるということは聞き手が理解するための重要なポイントだと思います。だからまとめるということを探究に活かしていきたいです。
 続けて3回、庭瀬先生のお話を聞いてダイヤモンドのことはあまり理解できませんでしたがこれから役立っていく力をたくさん言われたのでそれを一つでも自分ができるようになるためにこれからの生活を進めていきたいと思います。

平成25年10月1日
ミニ探究発表会
 今日のコースセミナーは庭瀬先生にお越しいただき、ミニ探究発表会が実施されました。資料を制作するにあたってあまり時間がなく、どんなことをテーマに設定するか、どんなスライドにするか、結局何を伝えたいのかなど、重要なポイントがいっぱいあって、戸惑いました。
いざ本番になってみると、どの班もみんなが興味を持つような、いい発表でした。短い制作期間の中で実験をしていた班もあったし、みんなが日常の中でふと「これってどうなんだろう」と思うことを見事に取り上げている班もありました。特に気になった発表をあげてみると、まず1つ目は「日本人はなぜ英語の発音が苦手なのか」というテーマの発表です。実際、私もうまく発音できないことや、発音記号を見てもなんと読むかわからないことがあります。その原因は日本語には含まれない英語独特の発音があるということ、11歳になると言語獲得装置という機能がなくなってしまうということなど、いろいろな理由があるということが分かりました。そのことを解決するための方法も発表してくれたので、今度から活かしてみようと思いました。2つ目に気になったのは「炎色反応」についての発表です。科総らしいテーマだなと思いつつ、でも時間がそんなになかったのに調べられたのかな、と思いました。炎色反応と聞くといかにも難しい感じがするし、私のついていけそうにない話だな、と思ってしまいそうだけれど、炎色反応の仕組みを簡潔に説明してくれて、とても理解することができました。金属の種類によって炎の色がかわること、どのようにして色が放出されているのかなど、わかりやすい説明でした。
私の班は「ゆとり教育」についての発表をしたのですが、5分間の中にどんな風にまとめていくか、みんなが興味をもつような資料にするにはどうしたらいいかなど、迷うことばかりでした。実際には、発表はうまくいったのですが、ゆとり教育の良い点を書いていなかったことや、質疑応答にしっかり答えられなかったことが課題だなと思います。「こういうみんなの発表を聞く場を設けられるというのがゆとり教育のいいところ」と庭瀬先生がおっしゃいましたが、たしかにこのような機会は大切だなと感じました。来年、本格的に探究をしていくにあたって、今日の課題・反省点・良かったところを活かして臨みたいです。